2008年04月09日

ガン細胞のVEGF遺伝子

正常細胞にも強い毒性を示す多くの抗ガン剤に比べて、フコイダンは正常細胞よりも
ガン細胞に強くアポトーシスを誘導することが知られている。
また、マクロファージにToll-like receptor-4の活性化を介して、インターロイキン
ー12の発現を誘導し、インターフェロン-r の誘導やNK細胞の活性化などを介して腫
瘍免疫を活性化することが推測された。近年、ガン細胞内の高い酸化ストレスがガン
の悪性の形質に関与しているという仮説が提唱されている。

酵素消化低分子フコイダン抽出物が強い細胞内過酸化水素消去活性を示したことから、
活性酸素種が関与するガン細胞の転移・浸潤及び血管新生を抑制することが期待され
た。実際、酵素消化低分子フコイダン抽出物はMMP-2や-9の遺伝子発現、分泌、活
性化を抑制することにより、マトリゲルを用いたin vitro浸潤を抑制した。
また、ガン細胞のVEGF遺伝子の発現および分泌を抑制することにより、血管新生
を抑制した。担ガンマウスを用いた試験では酵素消化低分子フコイダン抽出物は、ガ
ンの増殖を抑制し、延命効果を示した。

生活習慣病においては多数の病因が重なって発症している場合が多く、近代医療の考
えでは処置しにくい場合が多い。その点、多彩な機能を持つフコイダンは、全身状態
を改善し、患者自身の治癒能力を高めるための有用な治療補完剤となる可能性がある
と思われる。
タグ:ガン細胞
posted by 大介 at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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